《財務省輸出通関統計6月》
【7月31日：今朝の状況】
※為替（ドル/円）ドル=152円68銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ：40,743.33 (+203.40)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売：8809.0(-97)
②午後売：ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅：4.063(0)
④金：2405.0(+27.2)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤74.73(-1.08)
※本日時点予想計算値：国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前：1390円
②ロンドン午後：ー
③N.Y. : 1420円
※ニューヨーク為替引値(円)
152.76-152.77(1.25円高-1.27円高)
【7月30日：昨日の状況】
※国内銅建値1430円(7月26日より-30円)
《財務省輸出通関統計6月》
※日刊市況通信社様より提供頂きます、財務省の輸出通関、
統計2024年6月の速報です。日本から海外へ輸出される銅・
真鍮など銅系スクラップの数量となります。
【①数量】
※月間数量推移は以下のとおりです。
6月は合計26,615トン（★） 前月28,788トンに比べ、マイ
ナス2,173トンでした。過去1年間の推移は以下の通りです。
2023年
7月：34,097
8月：30,213
9月：33,937
10月：32,005
11月：36,780
12月：40,562
2024年
1月：25,631
2月：27,816
3月：40,557
4月：35,128
5月：28,788
6月：26,615 ★
【②国別数量】
※2024年6月の一カ月間に日本 → どの国に輸出されたか
の数量です。（ ）内は前月の数量比。数量の多い上位国
だけを列挙します。
尚、中国は付き物のある雑品・雑線の輸入を禁止している
為、他国向けとは異なりクリーンな銅・真鍮だけの数量と
なります（裏を返すと他の国へは雑線・雑品も含まれるこ
とになり
ます）。
1位：中国 20,121（△2,065）
2位：マレーシア 3,432（+504）
3位：韓国 1,639（△367）
4位：タイ 653（△296）
【③コメント】
※銅相場の直近ピークは5月中旬です。中国の買い手は、
メーカーも商社もブローカーに至る迄、相場上昇中はお祭
り騒ぎで、何でもいいから、とにかく買う！
※一方、お祭りが終わる（相場がピークを越える）とパタ
っと静かになる。今回はその典型のような数字です。つま
り少ない。
※先月も同じコメントをしていますが、4月、5月に、日本
国内の荷物は相場上昇中に出切ってしまい、「弾切れ」で
しょう。
※最近話題の「中国国内銅・真鍮メーカーの還付金制度改
訂（補助金打ち切り）」は、さほど影響ないと考えていま
す。 なぜなら、今回の件を機に、原料購入を控えるとい
うメーカーの話をあまり聞かない為です。
※中国国内メーカーは、基本、原料不足だと思われ、よほ
どのことがないと原料の買いを止めるようなことはなく、
今回の制度改定に対しては、まだ様子見だと思っています。
※尚、アルミのシップバック事件以降、日本→中国に輸出
されるアルミスクラップは、6月「劇的に減っています」。
4月は16,000トン/月、シップバック事件があった5月は
9,000トン/月、6月は6,000/月にまで落ち込んでおり、影
響が大きいです。
※雑線（ヤード持込）：【7月30現在】
【１】ワイヤーハーネス：600円前後
【２】雑線エフケーブル（VVF）：580円前後
【３】雑線・一般（42ー43％）：510円前後
【４】雑線B ：390-420円
【５】家電線：付き物を取り売買可
【注意１：参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意２：大口＝約10トン】
以上